【連載】桐島かれんさん BloomingLife
〜暮らしに「涼」を取り入れる〜
年々、暑さが増す夏を少しでも心地よく過ごすためには、インテリアやファッションの工夫で涼感を得ることが大切です。
かれんさんが今の暮らしに取り入れている、日本家屋ならではの夏じたくと、大好きな夏の庭仕事について教わりました。
昔ながらの風情ある暮らしで心も気持ちも涼やかに
東京から葉山へ拠点を移してから、初めての夏がやってきました。
葉山の家は古い日本家屋ですから、夏じたくも以前の家とは異なります。
まず行うのは、窓辺にすだれを吊るし、軒先によしずを立てかけること。
わが家にはカーテンがないので、夏の強い日差しを遮るためのすだれやよしずは必須です。
直射日光を防ぎつつ、ほどよく光と風を通してくれるし、竹や葦といった天然の素材ならではの風情が感じられるのも魅力。
昔ながらの日本の知恵が詰まった、夏の風物詩ですよね。
うちわや蚊取り線香、風鈴といった王道のアイテムも、夏らしさを高めてくれます。
中には、旅先で集めてきたアジアの雑貨も混じっていますが、アジアの暑い国々の雑貨は和の空間とも好相性。
縁側に置いてもしっくりなじんでくれます。
服で涼を取り入れるには、今回着たブルーのワンピースのような、カディコットンの服が最適です。
インド製のカディコットンは機械を使わず、糸を手で紡いでいるから糸の太さにムラがあって不揃いなんですね。それを手で織り上げるから、ふんわりした独特の風合いが生まれ、軽くて乾きやすい生地になります。さすが、暑い国で生まれただけのことはありますよね。
夏のガーデニングも、涼しげな庭を作るためには欠かせません。
昨年、朝顔でグリーンカーテンを作ったのが楽しかったので、今年はクレマチスで挑戦することに。
つる性のクレマチスを窓辺に這わせることで日差しよけになり、外からの目隠しにもなります。
どの品種が可愛いか知りたくて、今年は3つの異なる品種を植えてみました。
今回の撮影には間に合いませんでしたが、夏までには美しいブルーの花を咲かせてくれるに違いありません。
さらに玄関には、涼しげな白のタチアオイも植えたところ。
英語でホーリーホックと呼ばれるタチアオイは日本の田園風景におなじみの花で、ときには2メートルもの高さに育つそう。
植物がぐんぐん伸びる姿を観察するのも、夏の庭仕事の楽しみです。
クッションカバーも夏らしい素材に
かれんさん着用:ピンタックコートドレス¥110,000/カディ&コー(ハウス オブ ロータス 二子玉川店)、リネンアップリケパンツ¥59,400/ハウス オブ ロータス 二子玉川店
SHOPLIST
ハウス オブ ロータス 二子玉川店 03-6431-0917
撮影/平岡尚子 文/工藤花衣
大人のおしゃれ手帖2023年8月号より抜粋
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