【連載】 桐島かれんさん BloomingLife 〜新米をおいしくいただく〜
いよいよ、みずみずしい新米が出回る時季になりました。
白いごはんが大好物だというかれんさんだけに、炊き方のみならず、器や箸にもこだわりがある様子。銘柄の特徴も知ることで、毎日の食卓が豊かになりそうです。
丹精込めて育てられたお米。最後の一粒まで、美しく
人生の最後に何を食べたい? と聞かれたら、「白いごはんと明太子」と答える。それくらい、お米が大好きです。
新米のおいしい季節に、炊きたてのごはんをお気に入りの染付の器によそって、じっくり味わう時間は何にも代えがたいひとときです。
ごはんをいただくときは、器や箸にもこだわりたいもの。
以前から愛用しているのが、九谷焼の作家・正木春蔵さんの器です。
九谷焼らしい華やかな器を作る方で、飯椀のほかにも少しずつ買い集めてきました。
お箸も気に入ったものを求めていろいろ試した結果、たどり着いたのが八角形の利休箸。
箸先が細く削られていて、お米を一粒一粒つまみやすく、見た目にも美しい。わが家の箸は、すべてこの形で揃えています。
繊細さと握りやすさ。箸には一家言あり
お米をよりおいしく食べるためには、炊き方の基本もおさえておきたいですよね。
以前、お米に関する専門知識を持つ「お米マイスター」の方に教わったのは、1回目のすすぎは軟水のミネラルウオーターや浄水を使うということ。
乾燥したお米は最初に入れたお水をよく吸い込むため、きれいな水を使うことで、おいしく炊き上がるのだそう。
精米技術が進んだ今は、昔と違ってぬかはほとんどついていないので、さっと研ぐだけでOK。力を入れすぎるとかえってお米が割れてしまいます。
ちなみに、昔は「新米は水分量が多いので、水を少なめにして炊くとよい」とされていましたが、今のお米は水分が一定になるよう品種改良されているため、通常通りに炊いてよいそうです。
お米の銘柄についても、今は日本各地で次々と新しいブランド米が登場していて、「もちもち」「しっかり」「甘め」「あっさり」とそれぞれの特徴があるよう。
私自身はもっちりとした粘りと甘みのあるコシヒカリが好みで、普段はつい決まったものを買いがち。
でも、このおかずにはこのお米……とその日の料理や気分によって使い分けられれば、より食卓のバリエーションも広がりますよね。
それぞれの個性を知って、新米の季節を満喫したいものです。
料理に合わせて銘柄を選ぶ楽しみ
かれんさん着用:フラッフィーチェックシャツワンピース¥110,000/ハウス オブ ロータス 二子玉川店
SHOPLIST
ハウス オブ ロータス 二子玉川店 03-6431-0917
撮影/平岡尚子 文/工藤花衣
大人のおしゃれ手帖2023年11月号より抜粋
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