【漫画レビュー】本当に面白い漫画『しあわせは食べて寝て待て』ベストシーン紹介!
まるで温泉のような読み心地に虜になる人が続出している『フォアミセス』(秋田書店)にて連載中の漫画『しあわせは食べて寝て待て』。9月14日(木)に待望の第4巻が発売されました! この漫画の大ファンである編集部員が、新刊の見どころとあわせてこれまでの名シーンについて語らせていただきます。
主人公・さとこさんの食レポが、とにかくいいんです!
『しあわせは食べて寝て待て』の主人公の麦巻さとこさんはデザイン事務所で週4回のパートで質素に暮らす38歳の独身女性です。もともとは建築関係の会社で、バリバリと働いていたさとこさんは、一生付き合わなくてはならない病気になったことで生活が一変。
会社員を辞め、それにともない収入が減った彼女は、マンションの更新をきっかけに新しい住まいを探すことを決意します。
その新しい住まいは、築45年、お家賃5万の小さな団地。
そこの大家・鈴さんと、訳あり“料理番”の司さんによって、食事で体調を整える薬膳に出会います。
まさに、この漫画の一番の読みどころ! と編集・Hが感じているのが、さとこさんがささやかながら、自分らしく薬膳を取り入れていくシーン。
誰もが取り入れやすい薬膳の知識を紹介しているのも素晴らしいのですが、なにが良いってこのさとこさんのシンプルなのにシズル感を感じられるこの食レポ!
「美味しそう! 食べたい!」という気持ちを呼び起こさせてくれるのです(ちなみにですがこの鈴さん方式で作る焼き芋は、めちゃウマです。ぜひお試しください!)。
薬膳と出会う前、さとこさんの主なご飯は、とにかく休息時間を優先する必要もあったことから、コンビニのサンドイッチや、カップラーメンなど。
手作りのお弁当や自炊が偉い、丁寧な暮らしが大切だ、なんてことを言いたいわけではないのですが、薬膳を知り、自分のペースで食事に興味を持つようになるにつれて、どんどんさとこさんの笑顔が増えているような気がします。その笑顔を見ると、自分自身の日々の生活についても、つい、考えさせられてしまうんですよね。
©水凪トリ(秋田書店)2021
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