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大人のおしゃれ手帖 3月号

大人のおしゃれ手帖

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大人のおしゃれ手帖
2026年3月号

2026年2月6日(金)発売
特別価格:1730円(税込)  
表紙の人:永作博美さん

2026年3月号

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「大人のための絵本」 モデル・アンヌさんの名作選 
じんわり温まる「火」のお話
~『森のおくから』『あかり』~ vol.41

『森のおくから 
むかし、カナダであった ほんとうのはなし』

作/レベッカ・ボンド
訳/もりうちすみこ
( 1,540円/ゴブリン書房)

アントニオは、カナダの深い森の中でホテル業を営む家に生まれ育ちました。彼のお気に入りは仕切りのない大広間。そこには、狩猟や林業を生業とする人々や、炭鉱で働く人たちが宿泊しています。煙や革や汗の匂いが漂うなか、さまざまな言語が飛び交っていつも賑やか。一方、森の奥には多くの動物たちがひっそりと身を潜めて暮らしています。ある日、突然森から煙が!火は瞬く間に燃え広がり……。山火事がもたらした、人間と動物の奇跡の共存。オンタリオ州で実際に起きた出来事をもとにした、胸を打つ一冊です。

『あかり』

文/林木林 絵/岡田千晶
(1,430円/光村教育図書)

蝋燭(ろうそく)が初めて火をつけてもらったのは、うまれたばかりの赤ちゃんを照らした時。優しいオレンジ色の光は、時と共に、家族の大切な時間を照らし、そして女の子の辛い時も寄り添う。女の子が大人になり新しい家族ができると、その時も見守ります。柔らかく揺れる小さな炎。時に頷いたり話しかけたりしているようにも。やがて年月と共に少しずつ蝋燭は小さくなり……。静かな語り口、温もりのある絵に、読み手もまるで大きな愛情に包まれていくような作品です。だれの心にもじんわりと残るでしょう。


*画像・文章の転載はご遠慮ください

この記事を書いた人

モデル、絵本ソムリエ

14歳で渡仏、パリ第8大学映画科卒業。
モデルのほかエッセイやコラムの執筆などで活躍。
最近は地域で絵本の読み聞かせ活動も行っている。

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